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もう一度やるか。1号

Backup of teacup's AutoPage.

そうだったのか

畑のある場所に足を運んだ。

そこはすっごくでかいキャベツ畑で、モンシロチョウが何匹も飛んでいた。
もう寒いのにね。

ふと気づいたのだけど、そのキャベツ、どれもみな葉が大きく開いてしまっていて、およそ売り物にはならなそうな代物ばかり。
ああ、これはアレか、税金対策ってヤツか? 農地は税金が安くなると言うから、収穫するつもりのない作物の種を蒔いたのだな、なるほど。

――と、一人で納得していたところに、軽トラックに乗ったおじさんがやって来た。
畑中を歩きまわってキャベツを吟味し、手に持った鎌で ばしばし 葉を落としては、とても小さくして収穫しているではないか。

いよいよ好奇心に駆られて、ついにそのおじさんに聞いてしまった。

「こんにちは。あの、なにを収穫してらっしゃるのですか?」

おじさんは教えてくれました。

「カリフラワーだよ。」

……葉の開いたキャベツじゃなかった。

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